コミックマーケット93アフターレポート


会場
東京国際展示場東京ビッグサイト
東1〜3ホール+東4〜6ホール+東7〜8ホール

会期
2017年12月29日(金)〜31日(日)

サークル数
参加サークル数 3万2千
申込サークル数 4万2千


入場者数
29日(金) 18万人
30日(土) 16万人
31日(日) 21万人


更衣室登録数
 男性女性
29日(金)2,614人7,941人
30日(土)2,800人6,677人
31日(日)2,256人3,374人


献血数(防災公園を含む)
29日(金) 599人
30日(土) 526人
31日(日) 469人


コミケット公式発行物
コミックマーケット93カタログ(表紙、Mika Pikazo)
コミケットプレス47(表紙、松崎司)
紙袋(大)加藤アカツキ・(小)空乃金魚


出展企業数
160社


マスコミ取材
 コミックマーケット93取材申込一覧

(2018年1月28日データ部分公開)



 雨に祟られた昨夏とは打って変わって、晴天に恵まれた冬コミ。3日目の朝に一瞬小雪がちらついたのには、冷や汗をかきましたが、本降りにはならなかったのは幸いでした。とはいえ、3日目は気温が上がらず、風も強かったため、シャッター付近のサークルさんは大変寒い思いをすることになってしまったかと思います。
 3日間の来場者数はのべ55万人と、夏の50万人よりも増えています。以前であれば、夏・冬は必ず夏の方が来場者は多かったのですが、近年は天候に左右されることが多くなったようにも感じています。

 そんな中、賑わいが目立ったのは、日本赤十字さんとのコラボイベント「防災公園de献血withコミケ」でのコスプレ。3日目は大晦日のため公園自体が休園日でイベント自体も行いませんでしたが、その代わりということもあったのか、1日目・2日目はかなりの人気となりました。2016年夏から防災公園でのイベントとビッグサイトの間で、コスプレのままでの行き来が解禁となり、防災公園の広々とした芝生などのロケーションがきれいなことや、大規模な「あわせ」などができたりすることもあって、定着が進んできました。その一方でビッグサイトと防災公園でのイベント間の往来で、交差点付近が一時的に混雑の厳しい時間帯もあったため、この夏に向けて対策を検討しているところです。献血そのものも沢山の参加者にご協力をいただき、「首都圏の正月の血液不足解消に役立っており、大変感謝しています」とのお話を日本赤十字さんからいただいています。今後も皆さんのご協力をお願いします。
 コスプレについては、昨夏にエントランスプラザで「禁止行為(自転車での走行や騒音の発生)」や「卑わいな単語の表示」を伴ったコスプレが行われていることに対し、会場から注意をうけたこともあり、C93から「庭園」「エントランスプラザ」において「下着に思われる可能性がある衣装」「公共の場所を通行する一般の方が卑わいに感じるような言葉を掲示したり、大きな音で発すること」への新たな制限を設けることになりました。こうしたコスプレを禁止するわけではありませんが、先鋭的な表現は、時に社会との軋轢を生むことがあります。繰り返しとなりますが、コミケットとしては表現を制約するようなルールは最小限に留めたいと考えていますが、場に応じた制限事項を作らざるを得ないこともあります。なぜこうしたルールが設けられているのか? について、コスプレイヤーの皆さんもご理解いただき、工夫をしてコスプレを楽しんでもらえればと思います。

 ビッグサイト全体の使い方は、基本的に昨夏と同じで、南展示棟工事の関係で冬も西2ホールが使えなかったこともあり、サークルを東1〜8ホール、企業ブースを西1・3・4ホールに配置しました。サークルスペースでは、昨夏ご批判をいただいたひらがな「へ」とカタカナ「ヘ」ブロックの区別が付きにくい問題は、「はひふへほ」ブロックを欠番とし、東8ホールに配置されたブロックのブロック名を「まみむめも」とすることで解決できたと思います。
 初日は、ゲーム系とデジタル系、コスプレを中心としたジャンルでした。『FGO』の爆発的な人気に伴って、「TYPE-MOON」ジャンルを3日目からこの日に移動させ、かつ列ができるサークル対策で、Bブロックの配置を行いませんでしたが、混雑は非常に激しいものがありました。2日目は、アニメ系、マンガ系、芸能系、女性系の創作ジャンルを中心とし、3日目は男性向、ギャルゲー系、創作少年、評論・情報、鉄道・旅行・メカミリ、その他のジャンルを配置しました。

 企業ブースは、もちろん色々な改善点は準備会的にはあるのですが、大きなトラブルはありませんでした。はちみつ(みつばちのーと)やお茶(茶園森福)といった食品を扱った企業が増えたり、スキンケア商品のプロモーションを行ったズボラボ(常盤薬品工業)、同人誌ラックを展示したベルメゾン(千趣会)等が変わり種として注目を集めたりと、マンガ・アニメ・ゲームのコンテンツ以外の形で、コミケットを面白がっている企業は未だに多いようです。

 近年、警察からの指導もあり準備会が力を入れているのは、スリ・置き引き対策です。被害の報告も実際に受けているのですが、この冬のは2日目にスリが現行犯逮捕されたのは、TVニュースでも流れましたので、ご存じの方も多いと思います。繰り返しとなりますが、 をスリが狙っています。 といった自衛をしていただきたいと思いますし、友人同士で注意し合うのも大切だと思います。準備会も啓蒙POPでホール内を巡回していますが、参加者皆で気を配って、守っていけば、こうした犯罪行為はやりにくくなります。是非よろしくお願いします。

 また、昨冬をもって、同人誌専門の古書店として運営をしていましたコミケットサービスを閉店しました。中古同人誌以外にも、カタログやサークル参加申込書セット等も販売し、三十年以上に渡る皆さんのご愛顧には感謝しております。常設の店舗がなくなることで、ご不便をおかけすることもありますが、代わりの手段をできる限り考えていきたいと思っております(今年の1月にコミックシティさんにスペースをお借りして行ったコミックマーケットサークル申込相談所の試みなどはそれにあたります)ので、ご理解いただけると幸いです。

最後に、冬コミ直前の12月23日、公式Webサイトにて「2020年GW『DOUJIN JAPAN 2020(仮)・コミックマーケット98』開催のお知らせ」を、東京ビッグサイトを会場として同人誌即売会および関連するキャラクターコンテンツの展示即売会を主催している各団体といっしょに発表したことは、皆さんも既にご存じかと思います。2020年のコミックマーケット98は、各イベントの配慮と協力をいただき、通常の夏・冬ではないゴールデンウィークに初めて、コミックマーケット準備会がこれを開催することになります。いろいろと皆さんのご心配もいただきましたが、会場他との調整の結果、このような形となりました。既に2018年の通常の開催と並行して、2019年・2020年をどういう形で開いていったらよいのかの検討が始まっています。新しい環境で、いかにコミケットを開くことができるのか? 悩むことも少なくありませんが、ビッグサイトに移って20年、近年あまりないチャレンジの機会でもありますので、これを楽しんでもいきたいと考えています。みなさんも是非お付き合いください。

(2018年6月12日本文公開)


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[Since: Jan 28 2018] [Last updated: Jun 12 2018]